「しわ」の種類がいろいろあるように、「しわ」の治療にも様々なものがあります。個人が簡単に日常生活の中で取り入れることができるような、日よけやマッサージ、化粧水、美容クリームといったものから、医療施設で医師によってのみ治療がおこなわれるものまで、いろいろです。ここではその中から医師の行う代表的な治療法であるボツリヌス療法と皮下注入治療について紹介します。ボツリヌス治療はA型ボツリヌストキシンとよばれる薬剤の持っている筋肉の弛緩(緩める)作用を利用して、筋肉の収縮を適切な状態にコントロールして皮膚のしわができにくいようにする治療法で、「表情じわ」の治療に用いられます。逆に、目の下に斜めに走る涙の溝や口の周りの鼻唇溝(ほうれい線)、マリオネット線と呼ばれるものは、しわのへこんでいる部分を持ち上げる必要があるので、ボツリヌス療法のみでは十分な効果が得られません。この場合には、皮膚の下にヒアルロン酸やコラーゲンを注入します。これが「皮下注入」で、その注入物をフィラーと呼びます。

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